相馬市岩子:長命寺
過日,真言宗豊山派・赤城山観音院長命寺(福島県相馬市岩子)を参拝した。本尊は,十一面観音菩薩。
奥相三十三観音霊場第七番札所・福島八十八ヶ所霊場第参拾七番札所となっている。
長命寺の縁起書によれば,長命寺は,相馬市が下総国から行方郡に移った際に相馬氏累代の筆頭寺として随行し,元は小高宮(現在の小高神社)の別当宮だったが,元禄8年(1695年)に相馬昌胤が八幡宮(現在の涼ヶ岡八幡神社)を創建した際,同神社の別当となり,大いに栄えた。明治維新の後,現在の地に移り,現在の寺号に改めた。
長命寺の山門(不開門)は,明治維新に相馬氏の居城・中村城が廃城になった際に中村城の門の1つを移築したものとのことで,鐘楼門になっており,見事な建築物であることから,相馬市の有形文化財に指定されている。
本堂の方から見た山門(不開門)
境内の様子
本堂
縁起書
瀧場大明神堂
墓地区画にある湯殿山碑
長命寺下の崖地付近
長命寺下の湿地で見たダイサギ
長命寺
長命寺の山門
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