群馬県利根郡みなかみ町大穴:水上石器時代住居跡とその周辺(その1)

過日,水上石器時代住居跡(群馬県利根郡みなかみ町大穴)を見学した。これまでに合計3箇所で発見された石敷き遺跡と住居址によって構成される遺跡。その石敷遺跡は,縄文時代の住居址と理解されている。住居址ではなく,祭祀遺跡という考え方もあるが,現時点では一般的ではない。同様の敷石住居址遺跡は,みなかみ町月夜野にもある。

現地に駐車スペースがあるかどうかわからなかったので,川口市立水上少年自然の家の事務室でお願いし,同所の駐車場にクルマを停める許可を得た。そこから先は徒歩で往復。結果的に,徒歩で往復してよかった。

駐車場から北東の方に進むと,道路脇に庚申塔が並んでいた。その先の交差点を左折し,北西の方に進むと,路傍に石碑のようなものがあり,「振り向いたビーナス」との表示があった。
自然石なのかもしれないが,どうも人工的に加工された石像の一種のように見える。とても面白いと思ってしばらく眺めた。

その先の道を登ると,左手(西側)の林縁で,ツル性のアジサイの一種であるイワガラミ(Schizophragma hydrangeoides)が開花しはじめているのを見つけた。以前はもっと様々な場所でみかけたものだが,最近は出逢う機会が乏しくなっているような気がする。久しぶりに観る花。よかった。その林の林床には,ヤマアジサイ(Hydrangea serrata)と思われる花もあった。

IMG_0606.JPG庚申塔


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振り向いたビーナス


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イワガラミ


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イワガラミ


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ヤマアジサイ


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イワガラミの生えている林


イワガラミが咲いていた林を過ぎるとやや平坦になり,黒っぽい小屋が見えてくる。この小屋は,3箇所存在する住居跡中の2号住居跡の保護用蔽屋であり,住居跡遺跡それ自体はその小屋の中にある。窓越しに見学した。

IMG_0617.JPG南東の方から見た2号住居所在地付近


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2号住居蔽屋


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住居跡遺跡の新しい説明板


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住居跡遺跡の古い説明板


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窓越しに見た2号住居跡

2号住居跡付近では,ちょうどクサイ(Juncus tenuis)が開花中だった。

IMG_0679.JPGクサイ

IMG_0680.JPGクサイ


  文化財オンライン:水上石器時代住居跡

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