小諸市丁:鹿嶋神社と古墳
過日,小諸城址を見学した後,小諸城址の北西の方に鎮座する鹿嶋神社(長野県小諸市丁)を参拝した。祭神は,建御雷之男神。
かつて,小諸城主仙石秀久が鹿嶋神社を崇敬し,保護したとのこと。
鹿嶋神社の元の鎮座地は,現在の小諸駅付近にあったようだ。
当時,境内地の中には古墳(鹿島古墳)があった。古代においては鹿島古墳そのものを御神体とする神社だったと考えられる。
もし小諸城主・仙石氏によって祭神が入れ替えられたのではないとすれば,「諏訪の神ではなく鹿島の神を祀る鹿嶋神社が鎮座している」という事実それ自体が,既に忘れ去られてしまった古代の歴史の一部を現在に伝えるものだと言えるかもしれない。
その後,昭和24年になって,小諸駅周辺の整備のために元の鎮座地(現在の小諸駅前の大手門公園有料駐車場南東側にある飲食店等が雑然と多数存在する場所付近)から現在の鎮座地に遷座した。
この間,鹿島古墳の石材は元の場所またはその近くにあったようなのだが,平成10年になって,駅前の道路拡張工事等のため,鹿島古墳石室の主要石材が現在の鎮座地に運ばれることになったらしい。
かつて「曲輪山」と呼ばれていた鹿島神社鎮座地全体がとても大きな古墳だった可能性は否定されない。しかし,精密な発掘調査が行われたかどうかは不明。古墳の形状・規模・出土品の有無等も不明。
なお,現在の鎮座地には大きな石碑があり,その前に大きな敷石が置かれているが,これらの石材も鹿島古墳の石室材の一部(奥壁材,側壁材の一部)なのではないかと疑われる。
参道
(石段右脇付近が鹿島古墳石室材所在地)
拝殿
本殿蔽殿
境内社
古墳由来石材の一部?
鹿島古墳の説明板
鹿島古墳の石室材
鹿島古墳の石室材
鹿島古墳
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