会津若松市一箕町:会津大塚山古墳
過日,会津大塚山古墳(福島県会津若松市一箕町)を見学した。単一の古墳の名称のように見えるけれども,実際には,全長114mの非常に大きな前方後円墳(1号墳),1号墳の北にある直径約20mの円墳(2号墳),1号墳所在地(大塚山)の西側斜面にある2基の小円墳の合計4基の古墳群のことを指す。これらの古墳の所在地は,現地説明板の中にある地図の中で明記されている。
1号墳の前方部上には後代の経塚が構築されており,また,1号墳の墳頂付近には石佛古墳の石材が置かれている。石佛古墳は,現在の会津若松市一箕市民センター所在地付近にあった湮滅古墳。
全体としてみると,会津大塚古墳とは,複合的な性格をもつ遺跡を意味するものだと言える。わかりにくいので,説明板の記載内容・表現の改善を検討するのが妥当と思われる。
大塚山の東側斜面一帯は現代の墓地となっている。自動車で上の方まで行けそうなのだけれども駐車スペースがどれだけあるのか事前には不明だったので,大塚山霊園の駐車場にクルマを停め,そこから先は徒歩で大塚山に登った。結果的には正解だったと思う。
大塚山古墳入口付近
説明板
1号墳所在地付近から見える景色
1号墳のくびれ部付近に登る遊歩道
1号墳のくびれ部付近から見た後円部
1号墳の墳頂付近
1号墳の墳頂に置かれた石佛古墳の石材
1号墳の墳頂から見た前方部
1号墳の前方部上にある経塚(復元?)
南の方から見た2号墳
2号墳の墳丘西側裾付近を通る散策路
2号墳の墳頂付近
2号墳の西側斜面にある小円墳所在地付近
この記事へのコメント