印西市木下:松山2号墳の石棺(移築・復元)
過日,松山2号墳の石棺を見学した。
松山2号墳は,現在の松山下公園(千葉県印西市浦部)の敷地内(ひだまりの丘付近)にあった円墳なのだが,同公園の造成工事の際に発掘調査が行われ,発見された石棺が木下交流の杜(千葉県印西市木下)の敷地内にある木下歴史資料館前に移築・復元されて展示されている。
ただし,発掘調査時の石材の配列を完全に復元したものではなく,石材それ自体を観察しやすいように配慮を加えて並べたもののように思われる。
石棺の脇には,石材の材質を比較して観察できるようにするため,木下貝層の岩石が置かれている。
色合いや密度等が異なるので,松山2号墳の石材は,木下貝層とは別の貝化石地層から切り出された岩石を使用したものなのだろう。
南東の方から見た松山2号墳の石棺
南西の方から見た松山2号墳の石棺
比較用に置かれている木下貝層の岩石
木下交流の杜から見える景色
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