成田市上福田:上福田岩屋古墳(上福田7号墳)
過日,上福田岩屋古墳(千葉県成田市上福田)を見学した。上福田岩屋は,八坂神社の東約100mのところに位置している。
上福田岩屋古墳は,上福田古墳群を構成する古墳の1つであり,上福田古墳群中では7号墳となっている。
上福田岩屋古墳は,一辺34m・高さ6mの方墳とされている。横穴式石室が開口しているのだが,その石室の石材として貝化石を含む砂岩が用いられているという特徴がある。
上福田岩屋古墳(上福田7号墳)の石室と同様の貝化石を含む石材を使用した石室をもつ古墳として,岩谷古墳(龍角寺105号墳)が知られている。千葉県北部にある貝化石を含む地層としては,木下貝層がよく知られている。
非常に興味深い。
「龍(王)」が死後に棲む家には貝殻が相応しいと考えられたのだろうか?
石室は開口しているが障害物が設置されているので,中への立入を禁止する趣旨だと判断した。石室内には入らず,外からズームで撮影可能な範囲内で石室内の様子を写真に収録した。
八坂神社から上福田古墳所在地の前付近に至る道
西の方から見た墳丘
南の方から見た墳丘
東の方から見た墳丘
標柱
石室入口付近
石室開口部付近
石室開口部
石室内の様子
石室に使用されている貝化石を含む石材
墳丘の南西側を通る道
上福田岩屋古墳所在地近くにある猿田彦大神
猿田彦大神の近くにある石祠
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