長岡市寺泊:大久保古墳群(その3)
過日,大久保古墳群(新潟県長岡市寺泊)を見学した。大久保古墳群は,2基の前方後方墳と3基の方墳で構成され,家紋の三ツ矢紋のようなちょっと変わったレイアウトの古墳群とされている。
大久保古墳群は,史跡公園として整備されており,古墳群所在地の南約350m(古墳群登山口からは約250m)のところを東西に走る道路に車両の退避場所のような駐車スペースがあり,その場所から古墳群入口に向かうように標識等が設置されている。
1号墳は,全長約25mの前方後方墳とされている。
1号墳と3号墳との間には小さな土塁様地形があるが,それが後代の塚であるかどうかはよくわからない。
1号墳の墳頂付近
1号墳の墳頂付近から見た前方部
1号墳の墳頂付近から見た3号墳
(手前下が1号墳と3号墳との間にある小さな土塁様地形部分)
1号墳と3号墳との間にある小さな土塁様地形部分
2号墳の墳頂から見た1号墳(右奥)との間にある塚状地形部分
2号墳と1号墳との間にある塚状地形部分
以上で大久保古墳群の見学を終え,山を降りた。現存する古墳の状態だけでもとても立派であり,かつ,学術上非常に重要な古墳群だと思う。しかも風光明美な地に所在している。
今後,最新の技術を駆使した調査を尽くした上で,標柱等を整備すれば,地元にとって素晴らしい文化遺産・文化資源となるのではないかと思う。
移動中に見えた景色
[追記:2022年6月17日]
どうも錯覚があったということに気づいたので,古墳のあてはめを修正した。
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