埼玉県児玉郡神川町新里:白岩神社(白巖神社)
過日,青柳古墳群(埼玉県児玉郡神川町)に属する古墳の中でこれまで訪問していない古墳の中の幾つかと白岩古墳群を見学したいと思い,全行程を徒歩で見て回る計画をたてた。神川ゆ~ゆ~ランド(埼玉県児玉郡神川町小浜)の駐車場にクルマを停め,そこから先は徒歩で往復。
青柳古墳群南塚原支群(埼玉県児玉郡神川町新里)を再訪したあと,東の方に進み,白岩神社(埼玉県児玉郡神川町新里)を参拝した。
白岩神社の祭神は,大山祇命・石長姫命。鳥居の額には「白巖神社」と記されている。
由緒書によれば,白岩神社は,延暦年中に坂上田村麻呂によって創建された神社であり,その後,延徳年中に八幡山の城主・夏目豊後守定基によって再建された神社とのこと。
白岩神社の境内脇から山頂付近に登る小路がある。東側と西側の両方にあり,西側の山道は山裾の公路に続いており,途中に四阿がある。この四阿のある場所は,元は古墳だったのではないかというような雰囲気をもっている。
なお,塩野博『埼玉の古墳 児玉』(さきたま出版会,2004年)の545頁によれば,白岩古墳群は1基の前方後円墳(白岩銚子塚古墳)と(いずれも横穴式石室をもたない)4基の低い円墳で構成されているということになっているのだが,神川町の遺跡分布地図を見ると3基の円墳(No.89,No.90及びNo.92)しか記載されておらず,4基目の円墳の正確な所在地は不明。
白岩神社の社殿南側に位置する山頂付近には低い塚のように見える地形部分がある。しかし,それが何なのかは不明。仮に古墳(またはその一部)であるとすれば,神川町No.90古墳がそれに該当する可能性があるのではないかと思われる。
同じ山の頂上南側付近には白岩銚子塚古墳がある。ただし,同一の山頂の北側半分と南側半分との間には境界のようにして深い笹薮があるため,山頂の北側部分から直接に白岩銚子塚古墳のある南側部分の方に行くことはできない。
雷神杉?
石段
拝殿前の石段
拝殿
本殿
社殿側面
境内社(稲荷社)
境内社
境内社
境内社
境内社?
境内社
神楽殿
手水
戦利兵器奉納碑
境内地西側の山道の途中にある四阿
山頂付近
山頂付近から見た社殿
境内地東側の山道
鳥居脇の休憩所のような場所
境内地の北側を流れる用水路
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