深谷市岡:蛇喰古墳

過日,蛇喰古墳(埼玉県深谷市岡)を見学した。
蛇喰古墳は,直径25m・高さ2mの円墳とされている。かつて,墳丘上から埴輪が発見されたらしい。現在は,墳丘の一部が墓地として二次利用されており,墳頂付近に石祠が祀られている。
墳丘所在地の南側~西側は畑となっており,通行できそうになかったので,公道から見える範囲内で見学した。

蛇喰古墳は,白山26号墳とも呼ばれる。白山古墳群は,深谷市岡に存在していた古墳群なのだが,現在では蛇喰古墳(白山26号墳)だけが残されている。他の古墳は,白山遺跡の発掘調査の際に遺構が発見されたもので,発掘調査時点では既に墳丘が消滅していたようだ。塩野博『埼玉の古墳 大里』(さきたま出版会,2004年)の494頁に発掘調査時点における群集墓としての遺構の集団の航空写真(埼玉県遺跡調査会提供)がある。なお,「白山」は「しろやま」と読む。蛇喰古墳所在地の近く(西方)に白山公園という場所があるから,そのあたりが白山古墳群の所在地だったのではなかろうか。蛇喰古墳が残されたのは,この1基だけ孤立して,開発予定地から少し離れた場所に存在したからだと思われる。ただし,蛇喰古墳前の現況畑となっている場所等の地下に別の古墳の遺構が残されている可能性はあるのではないかと思う。
「蛇喰」という名の由来は不詳。同じ呼称の古墳としては,茨城県牛久市神谷にも蛇喰古墳がある。

IMG_6463.JPG南の方から見た蛇喰古墳所在地付近


IMG_6465.JPG
南西の方から見た蛇喰古墳


IMG_6475.JPG
墳頂の石祠(ズーム)


IMG_6485.JPG
北西の方から見た蛇喰古墳


IMG_6486.JPG
蛇喰古墳所在地付近から見える景色


この記事へのコメント