栃木県芳賀郡益子町前沢:荒町古墳群と荒町狐塚古墳群(その4)
過日,荒町古墳群と荒町狐塚古墳群(栃木県芳賀郡益子町前沢)を見学した。
荒町古墳群と荒町狐塚古墳群に関しては,益子町史編さん委員会編『益子町史 第1巻 考古資料編』(昭和62年)の512~522頁に詳しい解説がある。
荒町古墳群中で現存する古墳を見学するため,西端の24号墳から始め,東の方に歩いて移動しし,荒町狐塚古墳群を見学した後,少し南下して荒町古墳群の南東部分に所在する3基の古墳を見学した。
この3基の古墳とは,荒町28号墳(直径約10m・高さ約2mの円墳),荒町29号墳(直径約10.5m・高さ約2.5mの円墳)及び荒町30号墳(直径約15m・高さ約2mの円墳)のことを指す。
途中で出逢った地元の方から教えられた場所(畑の中)に荒町29号墳があった。わかりやすい。荒町28号墳は,同じ畑の奥の方にあり,近寄れないけれども,道路からどうにか墳丘が見える。
しかし,荒町30号墳の所在地はよくわからなかった。もし現存しているとすれば,民家敷地の奥の方になるのではなかろうか。
なお,これら3基の古墳が所在する三角形の土地の南東端付近にある林の中に塚のように見えるものがあった。しかし,遺跡分布図上の30号所在地からは相当にずれているので,古墳ではなく,単なる土塊だと思われ得る。
古墳所在地の南東端付近にある土塊のようなもの
南西側の道路から見える林の中
北西の方から見た荒町28号墳(左)と荒町29号墳(右)
荒町28号墳(ズーム)
西の方から見た荒町29号墳
以上で荒町古墳群及び荒町狐塚古墳群の見学を全部終え,クルマを停めてあった場所に戻った。
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