栃木県芳賀郡益子町前沢:荒町古墳群と荒町狐塚古墳群(その2)

過日,荒町古墳群と荒町狐塚古墳群(栃木県芳賀郡益子町前沢)を見学した。

荒町古墳群と荒町狐塚古墳群に関しては,益子町史編さん委員会編『益子町史 第1巻 考古資料編』(昭和62年)の512~522頁に詳しい解説がある。

荒町古墳群中で現存する古墳を見学するため,西端の24号墳から始め,東の方に歩いて移動しし,荒町狐塚古墳群を見学した後,少し南下して荒町古墳群の南東部分に所在する古墳を見学し,そして,元の場所に戻った。

荒町19号墳は,「納屋珈琲ひなた」という店の隣地にあり,直径約27m・高さ約3.5mの円墳であり,墳頂には薬師堂が建立されている。民家敷地奥に位置しているため,「道路から少しでも見えれば良いか」くらいに考えて現地に至ったところ,たまたま道路に面したお宅の御主人と出逢うことができ,御厚意により,その御宅の敷地を通って墳丘近くまで到達することができた。まことにありがたいことだと思う。墳丘は,非常に長い期間にわたり,信仰の対象となってきたようだ。墳丘には登らず,裾付近から見学するのにとどめた。墳丘の現況は方墳のように見える。
荒町19号墳は,荒町古墳群に属する現存古墳の中では最も立派な古墳だと思われる。益子町として,地権者の理解と協力を得た上で,荒町19号墳の文化財保護策を強化すべきではないかと考えられる。

荒町19号墳のすぐ近くに18号墳(直径約17m・高さ約2.5mの円墳・西側が削られている)と20号墳(直径約11m・高さ約1mの円墳・墳頂に稲荷神社が祀られている)が所在しているとのことなのだが,地図上では更に民家の奥の場所になるため,それらの古墳の所在地に至ることを断念した。

IMG_6281.JPG南東の方から見た19号墳


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東の方から見た荒町19号墳の墳頂付近


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荒町19号墳の裾に建立されている二十三夜供養塔








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