栃木県芳賀郡益子町前沢:荒町古墳群と荒町狐塚古墳群(その1)

過日,荒町古墳群と荒町狐塚古墳群(栃木県芳賀郡益子町前沢)を見学した。

益子町史編さん委員会編『益子町史 第1巻 考古資料編』(昭和62年)の512~522頁によれば,荒町古墳群は,30基の古墳で構成される古墳群なのだが,現在でも墳丘が残されている古墳は9基のみとされている。荒町古墳群所在地のすぐ東側に隣接して存在する荒町狐塚古墳群は,10基ほどの古墳で構成される古墳群だったようなのだが,現在でも墳丘が残されている古墳は2基のみとされている。これら2つの古墳群は,独立したものというよりは連続したものとみた方が良いのではないかと思う。

荒町1号墳~荒町17号墳は,八坂神社から益子農村改善センター付近を経由して長谷寺に至る道の両側付近に分布していたようなのだが,現在では全て完全に消滅している。

荒町古墳群中で現存する古墳を見学するため,西端の24号墳から始め,東の方に歩いて移動しし,荒町狐塚古墳群を見学した後,少し南下して荒町古墳群の南東部分に所在する古墳を見学し,そして,元の場所に戻った。

荒町24号墳は,有限会社益子精機の北西約50mのところにあり,直径約16m・高さ約2.5mの円墳とされている。『益子町史』の514頁には,「変形が著しく前方後円墳状にみえる」との注記がある。舗装道路から墳丘が見えるので,見学しやすい。
荒町24号墳所在地に入る交差点角には馬頭観世音碑と地蔵菩薩が建立されていた。その前で合掌した。

IMG_6249.JPG南東の方から見た荒町24号墳所在地交差点角付近


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南東の方から見た荒町24号墳


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南西の方から見た荒町24号墳


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西の方から見た荒町24号墳


荒町26号墳は,荒町24号墳の南東約70mのところにあり,直径約12m・高さ約1.5mの円墳とされている。舗装道路から墳丘が見えるので,道路から見える範囲内で見学した。
荒町24号墳と荒町26号墳の間には荒町25号墳が存在していたけれども,完全に削平されてしまい,その詳細は不明となっている。

IMG_6262.JPG南西の方から見た荒町26号墳


荒町27号墳は,新町26号墳の南西側を東西に走る県道257号西小塙真岡線の反対側に所在し,直径約10m・高さ約1mの円墳とされている。石材が露出しているとのことなのだが,よくわからなかった。畑の中にあるため近くに寄ることができず,道路から観察するのにとどめた。

IMG_6266.JPG北東の方から見た荒町27号墳所在地付近


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南の方から見た荒町27号墳所在地付近


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