大洗町幕末と明治の博物館

過日,大洗町幕末と明治の博物館(茨城県東茨城郡大洗町磯浜町)を訪問し,その展示物を見学した。
大洗町幕末と明治の博物館は,大洗キャンプ場の敷地内にある。
窓口担当者の方の対応は適切だった。
この博物館は,明治時代の重臣・田中光顕が寄進した財産等を基礎にし,その後の拡張工事等を経て,極めて貴重な歴史資料を多数収蔵する博物館として維持・運営されている。
博物館の収蔵物は,基本的に,全部写真撮影禁止となっているのだが,唯一の例外として,近隣の遺跡から出土した土器(破片からの復元品)と巴形銅器の展示だけは撮影可能となっていたので,その写真を撮った。
政治的な立場により,この博物館を一度も見学もせずに嫌悪する人がいるかもしれない。
しかし,この博物館は,明治天皇礼賛のための博物館として機能しているのではない。
明治天皇の巨大な銅像も展示されているのだが,明治維新当時における若き田中光顕の辛くも一生を得たような極めてスリリングな人生,明治政府の重臣としての職務遂行と栄光,疑獄事件と関連して政界を引退した後の地道な文化的行為等を考えると,この博物館にある巨大な明治天皇像もまた,「そのような時代だったのだ」ということを理解し,当時の精神風土を認識・理解するためのとても大事な歴史資料の1つであると言える。
博物館の収蔵物の中には明治維新よりもずっと以前の時代のことを知るための文献資料も多数あり,学術研究上の素材の宝庫であると言える。

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大洗町幕末と明治の博物館の建物


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田中光顕像


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説明板


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考古学上の資料の展示コーナー


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大洗キャンプ場内の様子(一部)


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大洗キャンプ場内の様子(一部)

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