つくば市高崎:孝學院

過日,曹洞宗・孝學院(茨城県つくば市高崎)を参拝した。本尊は,釈迦如来。
明応元年(1492年)に創建された古い寺院。岡見氏などの代々の牛久城主が帰依した寺院として知られている。
現在の牛久城(茨城県牛久市城中)の所在地だけが岡見氏の勢力範囲ではなく,岡見氏は,岡見城(茨城県牛久市岡見町)や東林寺城(茨城県牛久市新地町)等の城をもっていた。また,孝學院所在地の南には,現在では団地になってしまっているけれども高崎城があり,この城も岡見氏の城だったと考えられている。更に,現在ではつくば牡丹園の一部となっている若栗城(若栗館?)も岡見氏の支配圏内にあった。要するに,岡見氏の支配圏はかなり広かったと考えるのが妥当なので,岡見氏が孝學院に帰依したということも十分に頷けることだと考える。
高度経済成長期以降,住宅地や工場団地等の大規模開発が進んだ結果,地形が変化し,地名も失われてしまっている事例がそこら中にある。そのため,土地の歴史を知ることが非常に難しくなっており,往時の様子を想像することは更に困難となってしまっている。
一般に,景観や風土も文化財の一種として理解しようとすると,たちまち,ほぼ絶望的な現実と直面せざるを得ないことが珍しくない。

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孝學院入口付近


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本堂


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宝篋印塔


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六地蔵

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