高萩市高戸:琯沚神社と横穴墓(その2)

過日,琯沚神社(茨城県高萩市高戸)を参拝し,その境内地にある横穴墓を拝見した。琯沚神社の祭神は,天之御中主神。

「琯沚」は「かんしゃ」と読むようだ。「琯」は6つの穴をもつ古代中国の玉製楽器のことを意味するから,6基の横穴墓があったということを示すものかもしれない。ただし,元は「冠者明神」と称したようなので,装飾的に「冠者」を「琯沚」と置き換えたものであることが明らかなのだが,なぜ別の字ではなく「琯沚」という字で置き換えたのかを考えなければならない。

高萩市史編纂専門委員会編『高萩市史 上』(昭和44年)の77頁によれば,琯沚神社の境内にある横穴墓群は,高戸横穴古墳または高戸村冠者明神社岩穴と呼ばれ,同書の77頁には1号墓と2号墓の2基の横穴墓の説明がある。

1号墓は,玄室の長さ3.4m・奥壁幅2.4m・高さ1.5mでドーム型をしており,玄門の高さ95cm・玄門の幅70cmとのこと。

2号墓は,玄室の長さ2.4m・奥壁幅2.4m・高さ1.5mでアーチ型をしており,玄門の高さ1.1m・玄門の幅60cmとのこと。

二の鳥居の脇に見え,玄門両脇に小社が祀ってある横穴墓が1号墓であり,その左上にある横穴墓が2号墓と思われる。


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二の鳥居付近から見た1号墓(右)と2号墓(左)


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1号墓


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1号墓玄門付近


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1号墓の内部


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2号墓玄門付近


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2号墓の内部



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