取手市取手:長禅寺
2020年の年末のことだが,臨済宗妙心寺派:大鹿山長禅寺(茨城県取手市取手)を参拝した。本尊は,延命地蔵尊。
由緒書によれば,長禅寺は,承平元年(931年)に平将門が勅願所として創建した寺院。平将門没後には荒廃したけれども,その後,再興され,江戸時代になって創建当時の場所から現在地に移動したようだ。創建当時の場所は,現在では取手競輪場の敷地となっているけれども,その敷地全体が大鹿城跡と呼ばれる遺跡とされている。その場所は,平将門の時代当時から砦または館が存在した場所だったのだろう。
長禅寺は,江戸時代には徳川家から保護を受け,隆盛となって今日に至っている。
石段を登ると山門がある。この山門は,重層四脚門(鐘楼門)の構造となっており,とても立派なものだった。
境内には,本堂のほか,大師堂,長禅寺三世堂,新四国相馬霊場の札所などがある。長禅寺三世堂は,茨城県指定の文化財となっている。
取手市:長禅寺三世堂
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