取手市取手:長禅寺

2020年の年末のことだが,臨済宗妙心寺派:大鹿山長禅寺(茨城県取手市取手)を参拝した。本尊は,延命地蔵尊。

由緒書によれば,長禅寺は,承平元年(931年)に平将門が勅願所として創建した寺院。平将門没後には荒廃したけれども,その後,再興され,江戸時代になって創建当時の場所から現在地に移動したようだ。創建当時の場所は,現在では取手競輪場の敷地となっているけれども,その敷地全体が大鹿城跡と呼ばれる遺跡とされている。その場所は,平将門の時代当時から砦または館が存在した場所だったのだろう。

長禅寺は,江戸時代には徳川家から保護を受け,隆盛となって今日に至っている。

石段を登ると山門がある。この山門は,重層四脚門(鐘楼門)の構造となっており,とても立派なものだった。

境内には,本堂のほか,大師堂,長禅寺三世堂,新四国相馬霊場の札所などがある。長禅寺三世堂は,茨城県指定の文化財となっている。


IMG_8654.JPG
長禅寺の石段


IMG_8653.JPG
長禅寺石段下にある取手市ゆかりの人物に関する説明板


IMG_8658.JPG
石段の方から見た山門


IMG_8694.JPG
山門の装飾


IMG_8697.JPG
長禅寺三世堂の方から見た山門


IMG_8660.JPG
本堂


IMG_8662.JPG
縁起書


IMG_8667.JPG
霊山堂


IMG_8671.JPG
長禅寺三世堂


IMG_8677.JPG
第八十八番大師堂


IMG_8673.JPG
文殊堂


IMG_8683.JPG
光音霊堂


IMG_8685.JPG
第五番大師堂


IMG_8693.JPG
総拝堂・御母尊堂


IMG_8679.JPG
馬頭観世音・古い供養塔など


IMG_8664.JPG
新四国相馬霊場順拝碑とケヤキ



 取手市:長禅寺三世堂



この記事へのコメント

この記事へのトラックバック