埼玉県児玉郡上里町:吉祥院

過日,真言宗智山派・阿保山真光寺吉祥院(埼玉県児玉郡上里町大御堂)を参拝した。山門,本堂,その他の堂宇とも,とても立派なものだった。

吉祥院は,大同元年(806年)武蔵介阿保人上が七堂伽藍十二坊をつくり開基とのことなのだが,戦火により堂宇が焼失し,その後も火災によって焼失し,江戸時代後期に再建された後,今日に至っているのだそうだ。安保氏と関係する寺院のようなので,大御堂古墳群を構成するとされていた古墳の中にも阿保氏と関係する墓所(塚)が含まれていたのかもしれない。

吉祥院の境内には古墳神社のような形態をとる御堂があるほか,古墳のような外形を呈する築山の類が多数ある。それらについて詳細に調査が行われたのかどうかは知らない。直観的には,それらの大部分が中世の土塁の変形物なのではないかと思ったけれども,古代の古墳と中世以降の塚が混在している可能性があることは否定できない。


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山門


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本堂


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鐘楼


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御堂


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石燈籠


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庭園内の築山


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庭園内の築山


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古い墓石など



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