過日,和尚塚古墳(茨城県結城市結城)を見学した。元は円墳と考えられていたようだが,県道バイパス工事に伴う周辺の発掘調査により,方墳であることが判明しているとのこと。大きさとしては1辺の長さが30m程度とも考えられているようで,現況としても大きな古墳のように見えるけれども,後代の改変等があるらしいので,何とも言えない。
ただし,その調査結果をまとめた茨城県教育財団「主要地方道結城野田線道路改良工事地内埋蔵文化財調査報告書 和尚塚古墳」(平成3年3月)における考察結果としては,中世以降の塚である可能性も示唆されている。地下レーダーを用いた非破壊調査により,更に調査検討が進めらるべきだろうと思う。

北西の方から見た様子

北の方から見た様子
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