水戸市:手子后神社と古墳(三本松1号墳)
過日,手子后神社(茨城県水戸市田島町)を参拝した。祭神は,手名椎命(宿魂石)。手子后神社の本殿を含む敷地内には三本松古墳群に属する三本松1号墳があるという。多数の見解によると,本殿背後の土盛部分がその古墳の残部に該当するのだという。よくわからないのだが,本殿と拝殿を含むかなり大きな部分が本来の古墳の所在地であり,大部分が掘削された後にわずかに残った部分が本殿背後の土塁様の部分なのではないかと思った。
ちなみに,いばらきデジタルマップ上では,三本松古墳群は湮滅したということになっている。
鳥居
拝殿
拝殿前の境内地の様子
本殿北側の様子
本殿南側の様子
社殿背後の土塁様の部分
鳥居の前から西の方を眺めると,低地(現況は田)となっており,更にその先には牛伏古墳群のある台地と森が見える。綺麗に埴輪が並べられた状態に復元された牛伏4号墳も見える。古代においては,現在では森となっている部分に樹木がなく,牛伏古墳群を構成する大型墳墓がずらりと並んでいる姿が見え,その威容が示されていたのだろう。
ぺんの古墳探訪記:三本松1号墳-6号墳-二所神社古墳【茨城県水戸市】
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