水戸市:稲荷塚古墳群

過日,稲荷塚古墳群(茨城県水戸市大塚町)を見学した。この古墳群は,鯉渕球場のすぐ西側にある小規模な住宅街の中にある。台地の縁であり,その西側は崖地となっており,その西側は低地(現況は主に田)となっている。その低地部分は,かつては池沼だったのではないかと推定される。涸沼前川を遡り,ここまで舟で到達できたかもしれない。

稲荷塚古墳群は,3基の円墳で構成されている。もしかすると,古墳群のすぐ北にある森と畑の中にも古墳(墳丘のない遺構を含む。)があるかもしれないけれども,現況で確実に視認可能な古墳は,この3基だった。いずれも比較的大きく,目測で直径10m~20mくらいではないかと思う。最も北側にある古墳が一番大きい。墳丘上に祠のある古墳があるが,墳丘には登らなかったので,詳細は不明。

調査報告書を入手していないため公式の付番がわからないので,便宜,南側の古墳,中間の古墳,北側の古墳と呼ぶことにする。


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東側から見た南側の古墳


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北側から見た南側の古墳


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南側から見た中間の古墳


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西側から見た中間の古墳


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南側から見た北側の古墳


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西側から見た北側の古墳



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