沼田市:奈良古墳群
過日,奈良古墳群(群馬県沼田市奈良町)を見学した。かつてはもっと多数の古墳が存在したらしいのだが,それでも現況で10基以上の古墳がまとまって保存されており,極めて貴重な古墳群だと思う。
奈良古墳群は,沼田市北部にある標高の高い山地斜面の台地状の場所にある。奈良古墳群周辺の畑地では,コンニャクを栽培しているところと生食用の高級ブドウを栽培しているところが多いが,田となっている場所もある。古墳群のある台地の南側崖下は,鋭角の谷になっており,利根川の支流である薄根川が流れている。
奈良古墳群の南西隅に駐車スペースと説明板があるので,そこにクルマを停め,かつて段々畑のようなところだった古墳群内の古墳を観て回った。段々畑の石垣に用いられている石材の中には,現在では湮滅してしまった古墳の石材を使用している部分があるのではないかと思う。また,段々畑を仕切っている段の一部として古墳が組み込まれてしまっているような場所もあった。この地の入植者が古墳というものをどのように理解していたのかを知る上でも非常に興味深いものだと思った。
私が奈良古墳群を訪問した時には,ちょうど古墳群全体の除草作業を終えたばかりのような状況となっていたのだが,辛くも除草を免れたマルバルコウソウ(Ipomoea coccinea)が花を咲かせていた。マルバルコウソウは,帰化植物の一種で,低地であればどこでも見られる植物の1つなのだが,このような低温の高地でも繁茂していることを知った。
沼田市:奈良古墳群出土品
http://www.city.numata.gunma.jp/kyouiku/bunkazai/ichiran/shi/1000864.html
奈良古墳群は,沼田市北部にある標高の高い山地斜面の台地状の場所にある。奈良古墳群周辺の畑地では,コンニャクを栽培しているところと生食用の高級ブドウを栽培しているところが多いが,田となっている場所もある。古墳群のある台地の南側崖下は,鋭角の谷になっており,利根川の支流である薄根川が流れている。
奈良古墳群の南西隅に駐車スペースと説明板があるので,そこにクルマを停め,かつて段々畑のようなところだった古墳群内の古墳を観て回った。段々畑の石垣に用いられている石材の中には,現在では湮滅してしまった古墳の石材を使用している部分があるのではないかと思う。また,段々畑を仕切っている段の一部として古墳が組み込まれてしまっているような場所もあった。この地の入植者が古墳というものをどのように理解していたのかを知る上でも非常に興味深いものだと思った。
私が奈良古墳群を訪問した時には,ちょうど古墳群全体の除草作業を終えたばかりのような状況となっていたのだが,辛くも除草を免れたマルバルコウソウ(Ipomoea coccinea)が花を咲かせていた。マルバルコウソウは,帰化植物の一種で,低地であればどこでも見られる植物の1つなのだが,このような低温の高地でも繁茂していることを知った。
沼田市:奈良古墳群出土品
http://www.city.numata.gunma.jp/kyouiku/bunkazai/ichiran/shi/1000864.html
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