過日,車塚古墳(栃木県下都賀郡壬生町大字壬生甲)を見学した。車塚古墳は,3段築造の円墳で,1段目の直径は約82mとされている。かなり大きな円墳だと言える。周溝も明確に残されている。説明板は,西側の道路に面して設置されているが,開口している石室部は南側にある。
車塚古墳は,段丘の縁に位置しており,西側の段丘下を流れる黒川が増水または氾濫しても水没する可能性がほぼない高さの場所にあるから,古代においてもそのように認識され,古墳の造営地に選定されたのだろう。

古墳のある森

説明板

南側にある石室開口部

石室入口

石室内の様子

葺石?

南側の周溝

西側の周溝と墳丘
南側の周溝のあたりでカエルを見つけた。トノサマガエル(
Rana nigromaculata)ではないかと思う。
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