野山の果実

秋も深まってきたので,古墳や神社のある里山などを散策していると,木や草の実を目にする機会が多くなった。探し始めると,それだけでかなりの時間を食ってしまうので,たまたま目にとまったものだけを写真に撮っている。それでも結構たくさんある。
この時期に私の自宅の近隣の里山で目立っているのは,カラスウリとミツバアケビだ。

カラスウリ(Trichosanthes cucumeroides)は,最初は白っぽい縞模様のある緑色だが,次第に黄褐色のような色になり,最後は鮮やかな橙色になる。葉が落ちてツルだけになった枯蔓にポツンとぶらさがっているカラスウリには何とも言えない風情がある。

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地面に落ちていたカラスウリ


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地面に落ちていたカラスウリ


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未熟なカラスウリ


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熟したカラスウリ


アケビの仲間には5葉のアケビ(Akebia quinata)と3葉のミツバアケビ(Akebia trifoliata)がある。栽培されているアケビを除き,里山を散策して見つけることのできる野生のものの大半は,ミツバアケビのようだ。

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地面に落ちていたミツバアケビ


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熟して開いたミツバアケビ


農家の畑の隅などでカキの実が熟していた。

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