石岡市貝地:愛宕神社古墳
過日,愛宕神社古墳(茨城県石岡市貝地)を見学した。愛宕神社古墳は,直径約6mの円墳とされており,その墳頂に小さな神社がある。古墳の名称からすると,この神社が愛宕神社に該当するのではないかと思うのだが,社殿の前には金刀比羅神社宮司の由緒書の碑が立てられている。この碑の建立者名が金刀比羅神社宮司になっているけれども,この古墳の墳頂にある愛宕神について述べられているので,この神社を愛宕神社とすることで正しいと考える。いずれにしてもこの地域の鎮守であることは間違いないので,この神社を参拝した。
なお,由緒書の碑文によれば,この古墳は,平景清の墓所ということだ。もしそれが真実であるとすれば,この古墳は,古墳時代の古墳ではなく,平安時代末期~鎌倉時代初期に造営された墳墓であることになる。あるいは,古代の古墳を二次利用し,遺骨または遺灰を墳丘中に埋納したものかもしれない。
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