山形県東置賜郡川西町:天神森古墳
過日,天神森古墳(山形県東置賜郡川西町大字上小松字天神森)を見学した。この古墳は,過去に何度も古墳ではないかとの指摘を受けつつ,長い間,古墳ではないとされてきたけれども,明治大学の大塚初重教授(当時)による調査の結果,古墳であることが確定したとのこと。天神森古墳は,全長約75.58mの前方後円墳とされており,周溝も明瞭に残されている。現況において,その後円部は扁平であり,フライパンを伏せたような形状となっている。このような形状は,古い時代の前方後円墳の中にある1つのタイプとなっており,その被葬者の系譜を判別するための手掛かりの1つともなり得るのではないかと思う。そして,「前方後円墳の後円部は常に盛り上がっているものだ」との先入観を捨てて丁寧に観察すれば,山形県内においてもっと多数の古墳が発見されることになるだろう。
天神森古墳の後円部の墳頂には天満宮があり,前方部付近には古峯神社がある。参拝した。
天神森古墳は,遅筆堂文庫という川西町の施設の北側にある。古墳の入口は,古墳の西側にある道路に面している。
天神森古墳の後円部の墳頂には天満宮があり,前方部付近には古峯神社がある。参拝した。
天神森古墳は,遅筆堂文庫という川西町の施設の北側にある。古墳の入口は,古墳の西側にある道路に面している。
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