つくば市:作谷十九耕地古墳

昨日,作谷十九耕地古墳(茨城県つくば市作谷字十九耕地)を見学した。この古墳は,作谷地内の県道45号線の変形5差路のような場所に楔型(鋭角の三角形)で残された小さな林の中にある。

古墳の詳細は不明だが,現況では,目測で直径約15m前後の円墳のように見える。1基しかないけれども,想像では,かつては,このあたりに同様の古墳が多数あったのではないかと思う。現況で畑地や宅地になっている場所の地下にその遺構が多数残されている可能性がある。たぶん耕作地の開墾等により,そのほとんど全部が掘削されてしまったのだろう。この古墳が残された理由は不明だが,もしかすると一里塚的な役割を果たすために残されたものかもしれない。

1基だけとはいえ,貴重な文化遺産が後世に残されたことは,とても良いことだと思う。


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南側から見た墳丘


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西側から見た墳丘


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墳頂付近



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