埼玉県北葛飾郡杉戸町:目沼浅間塚古墳
過日,目沼浅間塚古墳(埼玉県北葛飾郡杉戸町大字目沼)を見学した。塩野博『埼玉の古墳 北埼玉・南埼玉・北葛飾』(さいたま出版会,2004)495頁以下によれば,この古墳のある地域は,かつて,多数の古墳が存在し,目沼古墳群を構成するものとして理解されていたのだそうだが,宅地開発等に伴い,その大部分が湮滅したとのことだ。目沼浅間塚古墳の近隣に旧豊岡小学校跡地がある。小学校建設の際にもその敷地内で古墳が発掘されたとのことなので,この小学校跡地を含む周辺地域一帯がかつての目沼古墳群の所在地と考えることができる。
目沼浅間塚古墳は,全長46mの前方後円墳とされている。現況は,住宅街の中にあり,円墳のような形をしている。目沼浅間塚古墳は,台地の縁にあり,その西側には段丘崖になっており,その下は田や水路となっている。
説明板
南東側から見た様子
北東側から見た様子
北西側から見た様子
段丘下(古墳西方)にある水路
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