高崎市:庚申塚古墳

庚申塚古墳(群馬県高崎市下佐野町)を見学してきた。直径約40mの円墳とされている。墳頂に石棺の一部などの遺物が露出した状態だったらしいのだが,現状は,全体が樹脂のシートで覆われ,その上に多数のソーラーパネルが設置され,しかも,ソーラーパネルが設置されているあたりを柵で囲んであるので,とても古墳であるようには見えない。無論,古墳であることを示す説明板等もない。

完全に粉砕・掘削されているわけではないが,文化財の保護及び利用の例としては,最悪のレベルに近い例としてあげることができるだろうと思う。高崎市の文化財保護行政の質が問われる。
しかし,この古墳は,もしかすると,この地域周辺において最も重要な古墳の1つであるかもしれないのだ。

なお,高崎市にある遺跡の現況に関しては,高崎市教育委員会「高崎市文化財調査報告書第402集 平成29年度市内遺跡」(2018)が参考になる。


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