小美玉市:素鵞神社
素鵞神社(茨城県小美玉市小川古城)を参拝してきた。天保11年(1840年)に徳川光圀により素鵞(そが)との社名に改める前は,天王宮との社名だったとのこと。この「天王」とは「牛頭天王(祇園神)」すなわち「須佐之男命」のことを指す。享禄2年(1529年)の創建であり,祭神は建速須佐之男命とのこと。
境内社として,稲田姫神社,稲荷神社,猿田彦大神,九頭龍大神,水神宮等がある。
一般に,牛頭天王のルーツは謎とされるが,蘇民将来説話の武塔天神と同一視されるらしい。
素人の直観的な判断に過ぎないかもしれないけれど,牛頭天王の形象としては,ソグド人である貴人の墓として知られる北周史君墓の彫刻に祇園神(牛頭天王)のルーツを示しているのではないかと考える。ケンペルとの名で知られるケンプファーの『日本誌』の中にも「祇園神」の絵がある。江戸時代の人々は,そのような姿のものとして理解していたことを知ることができる。
なお,日本国の室町時代頃には『西遊記』の素材となった神話等の原形が中国において確立されていたと推定される。
境内にはケンポナシの巨木がある。花が満開で,独特の甘い香りを漂わせていた。
常陸國小川鎮座素鵞神社
https://www.sogajinja.com/
境内社として,稲田姫神社,稲荷神社,猿田彦大神,九頭龍大神,水神宮等がある。
一般に,牛頭天王のルーツは謎とされるが,蘇民将来説話の武塔天神と同一視されるらしい。
素人の直観的な判断に過ぎないかもしれないけれど,牛頭天王の形象としては,ソグド人である貴人の墓として知られる北周史君墓の彫刻に祇園神(牛頭天王)のルーツを示しているのではないかと考える。ケンペルとの名で知られるケンプファーの『日本誌』の中にも「祇園神」の絵がある。江戸時代の人々は,そのような姿のものとして理解していたことを知ることができる。
なお,日本国の室町時代頃には『西遊記』の素材となった神話等の原形が中国において確立されていたと推定される。
境内にはケンポナシの巨木がある。花が満開で,独特の甘い香りを漂わせていた。
常陸國小川鎮座素鵞神社
https://www.sogajinja.com/
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