群馬県高崎市:平塚古墳と二子山古墳

群馬県高崎市八幡町の観音塚古墳の近くには大きな古墳が2基ある。これら3基の古墳を主要な古墳として多数の小型古墳によって古墳群が形成されていたらしい。現在では住宅地になってしまっていて,観音塚古墳の資料館に移設されたものを除き,小型古墳の大半が消えてしまったようだ。

資料館から徒歩で残り2基の古墳を見て回ることにした。いずれもすぐ近くにある。

先に平塚古墳に行ってみた。古墳の場所はすぐにわかった。古墳前は整備されていて公園になっている。ところが,墳丘は個人所有になっているらしく,草木で覆われていて荒れ放題の状態になっており,墳丘上への登り口がどこにあるのかわからない。時間もないので,簡単に写真を撮るだけにした。あとで調べてみたら,墳丘上は個人所有の墓地になっているらしい。


平塚古墳


そこから住宅街の縁を更に歩いて二子山古墳のほうに向かった。台地の縁からは下のほうにある低地の様子がよくわかる。古代の支配者もこうやってこの台地から見おろしていたのだろうと思う。

二子山古墳の前には資料館の第二駐車場があった。繁忙期に使うもののようだ。私が見たときにはチェーンで閉めてあった。二子山古墳はよく整備されている。ただ,柵で囲われているので墳丘に登ることができない。ぐるりと周囲を歩きながら写真を撮った。


二子山古墳


二子山古墳


二子山古墳


どちらも古い古墳だとされている。平塚古墳からは舟形石棺が2つ出土したけれども既に盗掘された後だったらしい。古墳の出土物は,かなり朽ちているので,専門家が化学薬品等で丁寧に処理をし,補強しながら復元すれば普通に見られる状態にすることができるが,素人が乱暴に扱えばたちまちボロボロになって壊れてしまう。比較的最近盗掘されたものの多くはそうやって消えてしまったのだろうと思う。古い時代に出土したものの中には例外的に寺社等で大事に保管されているものがあり,そういう遺物であれば現在でもちゃんとした姿を見ることができる。

どの自治体も予算不足で発掘・整理・保管・展示等が難しい状況になっているだろうと想像する。どこかに志の高い篤志家はいないものかといつも考える。



  八幡二子塚古墳

  八幡古墳群



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