つくば植物園:ハマコンギク
先日,つくば植物園でハマコンギク(Aster microcephalus var. littoricola)の花を観た。ノコンギクの海岸型とされており,関東地方だと三浦半島などで観ることができるそうだ。しかし,このところなんだかんだと忙しく,書き終えなければならないものもいっぱいあって,三浦半島まで出かけてはいられない。う~~~ん・・・
キク科の野草にはとてもよく似たものが多く,しかも,自然交雑がいっぱいあるから,素人にとっては常に悩みの種だ。図鑑を観てもよく分からないときがしばしばある。
そういうときは,きちんと管理されている植物園に出かけ,じっくりと観察して特長を理解し,少しずつ覚えていくしかない。
現代の世界では,DNA解析によって確実に植物を同定するやり方がどんどん確立されてきている。しかし,仮に全ての種類の植物についてDNA解析が終了したとしても,素人が目の前にある植物のDNAデータを知ることはできないから,やはり肉眼で観て識別できるための手法がきちんと維持されなければならないし,そのための同定ポイントをしっかりと確定していく必要がある。植物学が果たすべき役割はまだまだ無尽蔵にあると言って良いだろう。
ハマコンギク (浜紺菊)
http://www.wildplants.sakura.ne.jp/goubenkarui/hamakongiku.htm
ハマコンギク <浜紺菊>
http://kasugak.sakura.ne.jp/comment/hamakongiku.html
ハマコンギク
http://jousyuu2.sakura.ne.jp/hamakongiku.html
国立科学博物館筑波実験植物園(つくば植物園)
http://www.tbg.kahaku.go.jp/
キク科の野草にはとてもよく似たものが多く,しかも,自然交雑がいっぱいあるから,素人にとっては常に悩みの種だ。図鑑を観てもよく分からないときがしばしばある。
そういうときは,きちんと管理されている植物園に出かけ,じっくりと観察して特長を理解し,少しずつ覚えていくしかない。
現代の世界では,DNA解析によって確実に植物を同定するやり方がどんどん確立されてきている。しかし,仮に全ての種類の植物についてDNA解析が終了したとしても,素人が目の前にある植物のDNAデータを知ることはできないから,やはり肉眼で観て識別できるための手法がきちんと維持されなければならないし,そのための同定ポイントをしっかりと確定していく必要がある。植物学が果たすべき役割はまだまだ無尽蔵にあると言って良いだろう。
ハマコンギク (浜紺菊)
http://www.wildplants.sakura.ne.jp/goubenkarui/hamakongiku.htm
ハマコンギク <浜紺菊>
http://kasugak.sakura.ne.jp/comment/hamakongiku.html
ハマコンギク
http://jousyuu2.sakura.ne.jp/hamakongiku.html
国立科学博物館筑波実験植物園(つくば植物園)
http://www.tbg.kahaku.go.jp/
この記事へのコメント
昨年5株 姫路の弟から送ってもらい、小さいながらも咲いてくれましたが、今年は1m以上も伸び邪魔もの扱いです。
でもその香りは素晴らしいものです。
近所の人に折ってお持ち帰りくださいと言っております。
ノジギクは兵庫県の県花でもあります。
ノジギクを栽培されているんですか。素敵ですね。^^
日本の野菊は,その多くが比較的地味な感じですけど,良い香りのするものが結構たくさんありますね。先日,旅先で,たまたまリュウノウギクが自生しているのを目にする機会がありました。すごく強い香りをもっていて,「名前のとおりだな~~」と実感することができました。
園芸品種のキクには,色,形,大きさともすごく目立つものが少なくなく,日本のキク栽培技術とその伝統には驚かされてばかりです。愛好家がたくさんおられることも納得できます。
私は,キクの手入れをきちんとできるような性格の持ち主ではないので,基本的に野生種のキクを何種類か庭で育てています。どれも地味なものばかりですけど,強くて手間がかからないし,素朴な味わいがあって好きです。