フュージョン

飛行機に乗って遠くの空をぼ~~っとながめていると色んなものが混じって見えることがある。空,雲,飛行機雲,海,川,陸地,森林,都市,地平線・・・それらの境界はどれも明瞭ではない。カメラの解像度の問題ではなく,光の粒子それ自体が最初から拡散し混合されているのだ。

NY
ニューヨーク北方上空の空


人間は,何らかの「シンボル」で表現された「概念」を用いて思考する。

単に思考するだけではなく,実は,感覚器によってなされているはずの「認識」もそれらによって大きく影響を受けている。つまり,見たままと実際とは大きく異なっている。フュージョンとイリュージョンとの間にも境界はなく,真実を直視することは決して誰にもできない。

だからと言って悲観することは全くないだろう。

混然と入り混じった雑多なもの,それが現実であり,そのようなものとして受容すれば良いのだ。

先日,狩野丈二さんのストリートライブを聴いた際に購入した音楽CDを何度かかけてみた。録音には若干の難があるけど,そんなことはたいした問題ではない。

その音楽CDのタイトルは,アラバマクロスオーバーのセカンドアルバムである「野良」だ。このタイトルだけでも非常に良い。(笑)

内容は,クロスオーバーなのだけど,要するにフュージョンというカテゴリーに入るのだろう。でも,そんな文字による分類をすることもどうでも良い。

要するに自分の趣味にあった雰囲気をもっているかどうかだけが大事だ。そして,この音楽CDは私の感性に深く共鳴する。つまり,私の心の中で融合している。

狩野さんという人はとても興味深い人だ。ストリートライブのときとは異なる側面もちゃんと持っている。自分の中に多くの引き出しを持っている人のことを世間では「豊かな人」と呼ぶ。どんなお金持ちでもお金という一種類の「物体」しかもっていない人は「豊かな人」ではない。

時差ボケがやっと治ってきたばかりだけど,また空を飛びたくなった。飛行機の窓からぼ~~っと空や雲などをながめていたい。

これは,病気の一種かもしれない・・・(笑)


 web alabama crossover
 http://aea.to/alabamacrossover/index2.html

 狩野丈二のHP
 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=kanogeorge

この記事へのコメント

はっぱ
2006年08月22日 13:40
電脳中年さん、こんにちは!
ぼ~っと空を見ているのって幸せですね。私は飛行機ではなく、自宅の屋上に座って空と工業地帯の海を眺めていることが多くなりました。何を考えているわけではないのですが、吹いてくる風、空と海の青。仕事も才能もどうでも良くなってきます。ほんとに大切なものは何かなって、ゆっくり考える時間は大切な気がします。わたしも病気かも?^^
2006年08月22日 22:26
ここでも はっぱさんがいらっしゃった(^^)
私は見上げるとしたら夜空かな。。。
無数の星を見てると気が遠くなりそう。。。
このごろ「一人になりたい一人になりたい」って思う私も病気かも(=_=)

飛行機の中から見る・・雲の上の青空・・朝日・夕日
着陸前に見る眼下に広がる街の灯り・・
その下でうごめく小さな人間。。。
飛行機の旅は人生をちょっぴり切なく感じる私です
いつも沖縄との往復ですが乗ってる2時間半の間このまま人生終わったらって毎回思うの・・私も病気ですやっぱり。。。
2006年08月23日 08:35
はっぱさん,べじまきさん こんにちは。
空の美しさを知ってしまうと,ほんと病み付きになってしまいますよね。^^
見るたびにその姿が異なるし,一度として同じように見えることがないです。同じ場所でも時間帯によってぜんぜん違いますよね。
私の場合,飛行機で移動することが比較的多いので,飛行機の小さな窓から見える広い空の美しさにとりつかれてしまいました。
飛行機の窓に傷がついていることが多く,カメラもコンパクトデジカメしかないので綺麗に撮影することが難しいのですけど,どうにか写真に残したいと思う色や雲や空間感を感ずることがしばしばあり,素人なりにどうにか工夫して写真を撮っています。^^

この記事へのトラックバック