ヤシャブシの雄花と雌花
昨年,ヤシャブシの受粉後の雌花の写真を撮った。その樹を見つけた時には既に時期遅れだったのだ。「今年こそ!」と思って,自然観察の森の中にあるその木のところに行ってみたら,ちょうど雄花と雌花が咲いているところだった。これまた念願かなって撮影できた。(笑)
ヤシャブシ(Alnus firma Siebold & Zucc.)は,カバノキ科ハンノキ属に属し,本州(福島県以南の太平洋側),四国,九州の山地に生育する落葉高木ということだ。日本国固有種のようだ。
雌花
雌花と雄花序
雌花と雄花序
雄花
雌花,雄花と去年の球果
「ヤシャブシ(夜叉五倍子)」とはちょっと怖い名前がついている。これは,雌花が受粉後に成長してできる球果(果実)がごつごつしていて夜叉のように見えるからだそうだ。夜叉にしてはちょっと小さく可愛らしいのではないかと思うのだが,夜間照明の乏しい時代にこの木の球果を見たらそう思えたのかもしれない。(笑)
ヤシャブシ
牛久自然観察の森
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