ミヤマシキミの実

画像過日,筑波山に登った際,赤い実をつけ,ガマズミの葉のようなツルツルした葉をつけた低木を見かけた。その樹木には白っぽい花芽も成長しつつあった。山の上のほうにはまだ赤くなる前の真っ白な実をつけたものもあった。何の樹なのか分からなかったのでずっと調べていたのだが,やっとミヤマシキミだということが分かった。

ミヤマシキミ(Skimmia japonica Thunberg)は,ミカン科ミヤマシキミ属に属し,本州(関東地方以西),四国,九州の丘陵地や山地の林下に生育する雌雄異株の常緑低木ということだ。筑波山では標高900メートル近くある山頂付近に至るまでかなり多数の個体を認めることができた。

「シキミ」という名がついているが,モクレン科シキミ属のシキミとは全く無関係の植物だ。

ミヤマシキミは,庭木や供花に用いられる樹木ということなのだが,私は知らなかった。もしかすると近所でも庭に植えているところがあるかもしれないが,現在までのところ見かけたことはない。公園などに植えられていることがあるらしいので,今度じっくりと探してみようと思う。

ミヤマシキミの葉は,比較的大きく,葉脈がはっきり見えずにツルツルしている。この葉にはアルカロイドが含まれ,有毒植物とされている。

ミヤマシキミの実は,1センチ前後あり,熟した実は鮮やかな朱色をしていて,枝の先のほうにまとまって稔っている。この実は,熟す前には真っ白の色をしているのだが,それはそれでとても美しい。

春には白い花を咲かせるそうだ。「来春に登山できるといいな」と思っている。



 深山樒 (みやましきみ)



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