ムラサキシラホシカメムシ?
以前,イヌタデの花の上でマルシラホシカメムシと思われるカメムシを観たことがあるのだが,今度は,田圃の脇に咲いていたイヌタデの花の上でムラサキシラホシカメムシではないかと思われるカメムシを観た。
ムラサキシラホシカメムシ(Eysarcoris annamita Breddin,)は,カメムシ科に属し,本州,四国,九州に分布し,キク科,マメ科,イネ科の植物に寄生するカメムシということだ。
シラホシカメムシの仲間はどれもよく似ているので同定が難しい。
しかも,今回は,写真にちょっとだけ写っているように,花の反対側に別の種類のカメムシが2匹いて混雑していた関係かどうか,このシラホシカメムシが逆光となる位置から少しも動こうとしなかった。そのため,綺麗な写真を撮ることができなかった。
しかし,白い2つの斑点のような模様の特徴などから,たぶんムラサキシラホシカメムシだろうと推測する。ただし,自信があるわけではなく,間違っているかもしれない。(笑)
ところで,シラホシカメムシの仲間をしばしば目にするようになった。稲の生長と関係があるのかもしれない。
今日も花壇の縁のレンガに腰掛けて何の気なしに地面を見ていたら,シラホシカメムシの仲間のカメムシが1匹のそのそと歩いていた。「ずいぶんゆっくり歩くのだなァ」と思いながらぼんやりと観ていたら,たまたまそこを通りかかった身奇麗な奥様がブチッ!という音を伴ってそのカメムシを踏み潰し,そのまま何も気付かずに通り過ぎていった。あわれなことにも,そのカメムシは一巻の終わりということにあいなった。可哀想にと思いつつも,そのご婦人が帰宅してから,玄関先に妙な臭いが充満しやしないかと余計な心配をしてしまった。(笑)
ムラサキシラホシカメムシ
この記事へのコメント
地域によって寄生できる植物に違いがあるから発生するカメムシの種類も違うんでしょうね。私の住んでいるあたりには田圃がたくさんあるので,イネ科植物に寄生するタイプのカメムシが比較的多いようです。
小さい頃,いろんな虫の大発生に何度も遭遇したことがあります。でも,最近はあまりないです。カメムシについては,過去10年くらいの間に関する限り,特に大発生はなかったように記憶しています。
それにしても,チャバネカメムシの大量発生とその後の様子は,想像するだけでもかなり壮絶ですね・・・^^;;;
このカメムシは見た事ありません。
こちらでよく見かけるのは、クサギカメムシ・チャバネアオカメムシ・マルカメムシですね。
特に昨年の春に大発生したチャバネカメムシは、夜の外灯目指して何百匹と飛んで来たから、自販機・店先付近は吐きそうな異臭に満ちてました。(私の臭覚は、かなり敏感ですから)
ところが今年の春は1匹も飛んできませんでした。
スギ花粉同様、前年の天候に影響するのか?それともミカンの収穫のように、規則的に表年・裏年(収穫量が著しく少ない年)っていうのがあるのでしょうか?
そちらでは、カメムシの異常発生は起こりませんか?