ホソバノキソチドリ
美ヶ原の王ヶ頭のあるあたりからいったん武石まで下り,もう一度登って美ヶ原高原美術館のあたりで休憩を取るのがいつもの私の行程だ。休憩がてら駐車場の周囲を少しだけ散策するのも常だし,今回もそうしてみた。すると,草叢の中にホソバノキソチドリが咲いているのを見つけた。ホソバノキソチドリ(Platanthera tipuloides)は, ラン科ツレサギソウ属に属し,北海道,中部地方以北の本州に分布し,亜高山帯の草原に生える多年草ということだ。
その花の形は,オオバノトンボソウの花の形とよく似ているが,生育環境が全く異なるし,背丈も低く,ずっと華奢な印象を与える植物だ。
ところで,駄洒落ではないが,「ホソバノキソチドリ」という名前は,その語呂が何となく「ワカレノイソチドリ(別れの磯千鳥)」と似ている。言わずと知れたフランシスコ座波さんの名曲だ。ハワイでは今でも歌われ続けているという。私がかつて歌ったことのあるカラオケの曲の中でも最も好きな歌だった。
ホソバノキソチドリは磯千鳥とは何らの関係もない植物なのだし,オオバノトンボソウをぐっと繊細にしたようなその花の姿は何かしらの哀愁を帯びており,関係なくても関係ありそうな妙な気分にさせる花だと思う。
花の美ヶ原 P5
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この記事へのコメント
今度,ユーモアの分かる野草愛好家の方と飲む機会があったら,ちょっとだけ替え歌にしてカラオケやってみようかな・・・^^