ヤマブキショウマの蜜を求めるミヤマチャバネセセリ
美ヶ原高原の2000メートル以上のあたりでは各所でヤマブキショウマが見られた。高いところにいけばいくほど小さくなって,最後には可愛い盆栽みたいになるのが面白い。ヤマブキショウマの花にはミヤマチャバネセセリと思われるセセリチョウがやってきた。ヤマブキショウマ(Aruncus dioicus var. tenuifolius)は,バラ科ヤマブキショウマ属に属し,北海道,本州,四国,九州の山地に分布する多年草ということだ。
ヤマブキショウマは雌雄異株で,雌株と雄株とがあるらしいのだが,どうやって見分けるのはかよく分からない。(笑)
また,ヤマブキショウマの茎や葉はおひたしにして食べることができるのだそうだ。私はまだ食べていないのでどんな味なのか分からない。
この写真の花は,一般の自動車が駐車できる最後の駐車場から少し入ったところにある細い登山道を登り始めてすぐのあたりに咲いていた。
そして,この写真に写っているチョウについては自信がないのだが,たぶんミヤマチャバネセセリだろうと思う。
ミヤマチャバネセセリ(Pelopidas jansonis)は,セセリチョウ科に属し,本州,四国,九州の山地の山間,林縁の草地,草原などに4月~8月にみられるチョウということだ。
それにしても,セセリチョウの識別・同定も難しい。予想以上に種類が多いし,地方による変化・変異もかなりあるようだ。
ヤマブキショウマ(山吹升麻)
山吹升麻 (やまぶきしょうま)
ミヤマチャバネセセリ(深山茶翅せせり蝶)
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この記事へのコメント
松本にはときどき出張などがあるので,ついでに美ヶ原と霧ヶ峰に寄ってきます。美ヶ原と霧ヶ峰では,これからしばらくの間はヤナギランの赤い花がいっぱいに咲くそうです。
富士山と榛名山にも行きたいんですが,なかなか機会がなく残念です・・・
美ヶ原には行ってみたくなりました。珍しい野草がたくさんみられるのですね。シーズン第一発見者なんてすごいものです。私がいけるのはいつになるかなー。