皇居のママコノシリヌグイの花

画像日本の野草の中にはすごい名前のものが散見されるが,ママコノシリヌグイもその一例だろう。皇居の雑木林の下の草地の中にひょろひょろと茎が伸びてとても小さく可憐な花が咲き始めている。

ママコノシリヌグイ(Persicaria senticosa (Franch. et Savat.) H. Gross)は,タデ科イヌタデ属に属し,日本,中国などに分布する一年生草本だそうだ。

別名トゲソバとも言うらしい。それは,可憐な花に似合わない鋭い棘をもっているからだ。もしこの植物の葉で尻を拭こうとしたら,きっとひどく痛いに違いない(日本のトイレでちり紙やトイレットペーパーなどを使うようになったのは比較的最近のことで,かつては草の葉や藁縄などで尻を拭いた。)。

さて,ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)なる名前がなぜついたのかを知りたいと思ってちょっとWebをググってみたら,それを詳しく調べた人がいたので笑ってしまった(下記「ママコノシリヌグイとは?」のサイト参照)。

おそらく,ママコ(継子)いじめの目的でわざとトゲだらけのこの草で継子の尻を拭いたことに由来しているのだろう。

今でこそ人権意識が強くなっており,家庭内暴力に対する問題意識も高まっているが,かつては継子いじめはごく普通に存在した現象であり,「シンデレラ」もメインテーマは継子いじめだ。

世の中綺麗ごとばかりいっていてもしょうがないので,事実は事実として認めた上で,その現実に対してどのように対処すべきかを具体的・現実的に考えたほうが良い。

観念論や理想論だけではどうにもならない。



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