バラ:チャイコフスキー

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バラの中には人名を品種名とするものが少なくないようだが,音楽家の名前を品種名とするものを見るとなんとなく楽しくなる。

バラのチャイコフスキーは,フランスのメイアンが2000年に作出した品種だそうだ。

ピンク色なのだが何となく品があって落ち着きのあるバラだ。

作曲家のチャイコフスキーは,天才的なメロディメーカーで,その作品は,オーケストラの演奏家では現在でも演奏回数の多い上位の曲ばかりと言っても過言ではない。

有名な曲としては,彼の死を暗示しているといわれている「悲愴交響曲」や,ピアノ協奏曲,ヴァイオリン協奏曲,バレエ「白鳥の湖」などがある。

これらの曲は,どれも素晴らしいものばかりで,人類の遺産としてずっと聴かれ続けていく曲なのだろうと思う。

しかし,バラのチャイコフスキーを観て私が連想する曲は少し違っている。

個人的な感想としては,この花に一番似合っているのは,弦楽セレナーデの第2楽章となっているワルツではないだろうか?

チャイコフスキーは,その生涯で非常に多数のワルツを作曲した。おそらく,当時のロシアの貴族階級の中でワルツが流行っていたということも大きな要因として存在しているのだろう。チャイコフスキーのワルツは,ウインナワルツとはかなり違っていて,ちょっと聴くと流麗で華美な曲のようにも聴こえるが,その陰影とでもいうべきある種の憂鬱感が常に伴っている。この陰と陽のコントラストこそが彼の音楽の真髄であり,その音楽を単なる娯楽音楽に堕するものにとどめずに,モーツアルトの音楽などとも相通ずる一面をもった不滅の芸術作品たらしめているのではないかと思っている。

弦楽セレナーデのワルツの軽快なリズム,美麗なメロディ,ふくよかな和音を楽しみつつも,どこからともなく染み込んでくる一抹の寂しさのようなものを感じながら,この花の写真をもう一度ながめてみる。


 チャイコフスキー(1840~1893)の生涯
 http://www.mmjp.or.jp/MIYAJI/mts/compors/tck.html 

 HANA魔女日記:チャイコフスキー
 http://plaza.rakuten.co.jp/kilala/9019

 チャイコフスキーの死の真相
 http://www.tcat.ne.jp/~eden/MM/Tchaidth2.htm

 映画:チャイコフスキー
 http://russiaeigasha.fc2web.com/sp/stpt/hist/02a/

 TCHAIKOVSKY® (PPAF)
 http://www.heirloomroses.com/cgi/browse.cgi?page=item&cat=18&item=796

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